陶器修理を依頼するならどんな業者を選ぶべき?チェックポイントは?

公開日:2023/07/15


近年の陶器の国内生産は、減少してきており、重大な危機に瀕しているといえます。しかし、陶器は、芸術作品としても価値があるため、陶器市が開催されていたりと、老若男女問わず、未だに根強い人気があるのも事実です。今回は、そんな陶器を修理に出す際に、気をつけるべきチェックポイントや注意点などを詳しく紹介します。

そもそも陶器修理とは

そもそも陶器修理について、馴染みのない方が多いと思います。陶器が割れてしまうと、すぐに捨ててしまうなんて方もいるかもしれませんが、割れたからといってあきらめなくても大丈夫です。こちらでは、まず陶器修理する際に行う技法を紹介します。

金継ぎ

金継ぎというのは、破損してしまった陶器などに漆を用いて接着して、継いだ部分を金で装飾を施しながら修復するという日本の伝統的な技法となります。

こちらの金継ぎの最大の魅力としては、金を装飾にすることで、以前とは違った味わいが出てくることです。修理ができると同時に新しいものに生まれ変わるような感覚になるので、人気の技法となっています。各地でも金継ぎのワークショップのようなものが開催されていたりするなど、その人気が窺えます。

その人気は、国内だけに留まらず、外国人がSNSに多くの金継ぎの紹介動画をアップするなど、日本独自の技法と金継ぎを施された陶器が評価を受けて、幅広く愛されています。先ほど紹介したワークショップだけでなく、金継ぎセットなども販売されているので、どなたでも手軽に楽しめるものとなっています。

接着剤で修理

陶器は接着剤でも修理が可能で、「陶器用の接着剤」も販売されています。接着剤を選ぶ時は、後ろの注意事項などをよく見て、正しいものを選びましょう。接着剤で修理する際には、へらや割り箸、ほこりを拭けるような布を用意しておくのも重要となってくるので、きちんと準備ができてから、修理に取りかかりましょう。

陶器修理の業者を選ぶときのポイント

次に、陶器修理の業者を選ぶときのポイントについて解説します。こちらで紹介することを参考にして、業者を選ぶ時のポイントにしてみてください。

保証がついてくるか

陶器修理に出すものは、一度割れてしまっているもののため、再度割れてしまう可能性があります。なので、万が一不具合が発生しても無償で再修理してくれるような保証が付いてくる業者がおすすめです。お金を出して業者に修理依頼したのに、すぐに割れてしまっては意味がありません。業者を選ぶ際は、保証が付いてくるのかをチェックしておきましょう。

複数の業者の価格を確認

値段を何よりも重視したい方は、複数の業者のホームページをチェックして、価格表を確認してみることをおすすめします。理由としては、複数の業者の価格表を見ることで、相場が分かったり、比較ができるようになるので、最安値を探しやすくなるからです。面倒かもしれませんが、少しでも修理費を抑えたい方は、複数の業者をチェックしたり、問い合わせをするのをおすすめします。

陶器修理を依頼する際の注意点

陶器修理を依頼する際には、いくつか注意しなければならない事項があります。最後にそちらを紹介します。

怪我に注意

陶器は、割れてしまうと破片が飛び散ってしまうことが多いのが特徴です。まずは落ち着いて破片を集めましょう。破片は手や足に刺さってしまうと、怪我をしてしまうので、ゆっくりと慎重に集めましょう。また、小さい子どもがいる家庭は、子どもが誤飲してしまう危険性があるので、破片は必ず全て回収することを心がけてください。

修理できない時もある

割れた陶器の状態によっては、修理依頼しても業者に断られてしまう場合もあることを覚えておきましょう。例えば、修理が不可能なほど、割れてしまっていたり、デザインによって修理ができなかったりなど、NG内容は業者によって異なってくる場合があるので、修理依頼を考えている時は、あらかじめホームページの注意事項などを一度確認しておいた方がよいでしょう。

修理しても以前のように使えない場合もある

修理してもらっても以前のように使用できない場合もあることを理解しておきましょう。例えば、マグカップの取っ手などを直した場合は、修理後はなるべく取っ手を握らないほうがよかったりなど、それぞれ修理した箇所によっては、注意が必要になってくる可能性があるので、気をつけましょう。

まとめ

今回は、陶器修理を依頼する際に業者を選ぶポイントやその注意点などを紹介しました。陶器は、はるか昔から存在する焼きもので、その歴史は、世界的にみても長い歴史を持っているといわれています。そのため、家の中で代々受け継がれているような陶器を持っている方もいるかもしれません。そんな昔から受け継がれているものが、もし割れてしまったら、「割れたからすぐ捨てよう」とはなかなか思いません。割れてしまっても、その陶器を受け継いでいきたいという思いが出てくるはずです。そんな時は、今回紹介した陶器修理の技法を使って、修理を実践してみたり、陶器修理の業者に依頼してみてはいかがでしょうか。

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